石好き次郎– Author –
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日本の石
2020年7月2日午前2時32分、千葉県に宇宙から石が落ちてきた
2020年7月2日午前2時32分。千葉県習志野市のマンションの2階に住んでいた人が、「ガーン」という衝撃音で目を覚ました。朝になって玄関のドアを開けると——廊下に黒い石が落ちていた。廊下の手すりに衝突した傷がついていた。 -
石の物語
死後も翡翠に埋もれた——西太后の副葬品と、盗掘された清朝の墓
1928年7月上旬、中国・河北省遵化——資料により日付は前後する(多くの中国語史料は6月8日または7月12日と記録)。軍閥・孫殿英(そんでんえい)が「軍事演習」という名目で2万人の兵を東陵(清朝皇帝の陵墓群)周辺に配置した。 -
石の謎
ガーネットは赤い石ではない——デマントイドの虹と、光で色が変わる青いガーネット
「ガーネット(garnet)」と聞くと、ほとんどの人が「暗い赤い石」を思い浮かべる。ガーネットは鉱物グループの名前だ——化学組成が近い鉱物が6〜10種以上含まれる。その色は赤・オレンジ・黄・緑・紫・青・黒・無色まで——ほぼ全ての色が存在する。 -
石の値段
翡翠の価格差は何で決まる?——品質・処理・レポートの見方
「翡翠(jade)」という名称には、主にジェダイト(硬玉)とネフライト(軟玉)が含まれる。同じ「翡翠」でも中身は別の鉱物であることがあり、商品名だけで材質を決めず、表示や鑑別情報を確認する必要がある。低価格の翡翠製品でも、材質は商品ごとに異なる。 -
採集・体験
東北6県、石を探して川と海へ。水晶・メノウ・琥珀を巡る
東北の石拾いは、日本の地質を縦に読む旅になる。久慈の崖には、恐竜が歩いていたころの木の樹液が琥珀になって眠る。涌谷の川には大仏を飾った金の話が、石川町には町の名がついた石がある。 -
採集・体験
北海道の穴場海岸でメノウ探し。島牧・江の島海岸を歩く
北海道後志(しりべし)総合振興局・島牧村(しままきむら)。人口約1,200人の小さな漁村だ。この村の海岸「江ノ島海岸」は「日本の渚100選」に選ばれた美しい砂利浜だ。ここの「砂利」は砂利というには大きく玉石と言った大きさの石が広がる。 -
採集・体験
芭蕉が下った最上川に砂金は眠る?山形の川で宝探し
「五月雨をあつめて早し最上川」——松尾芭蕉が1689年、『おくのほそ道』の旅で舟を下りた川だ。日本三大急流の一つとして知られるこの大河の上流域に、砂金の採集記録がある。芭蕉が最上川を舟で下った1689年(元禄2年)——同じ時代に、農民たちが上流でパンニングをしていた。 -
採集・体験
木津川の砂に水晶はある?京都・笠置の河原を歩く
京都・笠置の木津川は「水晶の産地」と言われてきたが、裏付ける資料は見つからなかった。河原で会いやすいのは、赤い粒の入ったガーネット片岩のほうだ。確かめたことと、確かめきれなかったことを分けて書いた。 -
採集・体験
香春町・金辺川は鉱物の宝箱?九州の川を歩く
「採銅所(さいどうしょ)」という地名がある。銅を採った場所——そのままの意味だ。福岡県田川郡香春町。奈良の大仏の銅はここの香春岳から出た、と言い伝えられる。その麓を流れる金辺川には、黄鉄鉱や方解石が今も流れてくる。 -
採集・体験
中国・四国の海と川で宝探し。9県の石スポットを巡る
三種の神器の勾玉は、島根・玉造温泉の裏山、花仙山のめのうだと言い伝えられる。弥生の昔から勾玉になり、北海道から九州まで運ばれた。ここは拾う場所ではなく見に行く場所だ。もう一つの聖地、愛媛の関川では約200種類の鉱物が足元に転がる。こちらは拾える。
