石好き次郎– Author –
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都道府県の石
16世紀、島根の銀が中国の税制を支えた——石見銀山と世界経済、日本の石が変えた歴史
17世紀初頭、石見銀山から産出される銀が世界の総生産量の約3分の1を占めていた。島根県大田市・石見銀山(いわみぎんざん)——16〜17世紀に稼働した鉱山で、最盛期の年間産銀量は約1 -
都道府県の石
豊臣の石垣は今も大坂城の地下に眠っている——徳川に埋められた石が語る権力交代の記録
石にも値段をつけた——江戸時代の大阪商人は全国の宝石・鉱物の流通を支配し、日本の石の価格を決めていた。大阪は「天下の台所」と呼ばれる日本最大の物産集散地だった。山梨の水晶、出雲のめ -
都道府県の石
大坂城の石垣と同じ石が岡山の島にある——北木島と備前、石が繋ぐ岡山と歴史の記録
備前焼は「石を使わない焼き物」だ——だからこそ、最も「土(石)」の性質を語る焼き物になった。備前焼に色と模様を与えるのは、土に含まれる「鉄分」と「炎」だけだ。1200〜1300℃の -
都道府県の石
原爆の熱が石に人間の影を焼き付けた——広島の影石と宮島の花崗岩、石が記録した1945年
1945年8月6日午前8時15分、広島銀行(現・広島平和記念資料館前)の石段に、一人の人物が腰を下ろして開館を待っていた。その人は爆心地から約260mの距離で熱線を受け、即死した— -
都道府県の石
地球46億年の歴史の一時代に「千葉」という名前がついた——チバニアンと房総の石の記録
「チバニアン(Chibanian)」——地球の歴史の一時代が千葉県の地名で命名された。2020年1月15日、国際地質科学連合(IUGS)が正式に承認した。77万4千年前から12万9 -
都道府県の石
5世紀の関東に大和政権の金文字が届いていた——稲荷山古墳の金象嵌鉄剣と埼玉の石
1978年、1968年に出土していた鉄剣の錆を落とす作業中——金色に光る部分が出てきた。埼玉県行田市・稲荷山古墳から1968年に掘り出された鉄剣は、長い間「ただの古い剣」として保管 -
石の物語
平泉は黄金の都だった——奥州藤原氏が12世紀に作った黄金文明
1189年、岩手県・平泉。源頼朝の軍勢が平泉を包囲した。奥州藤原氏4代・藤原泰衡が滅びた瞬間、東北の黄金文明は終わった。しかしその遺産——中尊寺金色堂——は900年後の今も輝き続けている。平泉は「地球が作った金が人間の文化になった場所」だ。 -
石の謎
買った天然石のお手入れ完全ガイド——処理石・季節・保管の正解
「ダイヤモンドは傷つかない」——これは正確ではない。正確には「ダイヤモンドは最も硬い(傷つきにくい)」だ。硬度は高いが、特定の方向に割れる性質(劈開)を持つ。宝石の「硬度」と「靭性 -
都道府県の石
草津温泉の色は全部鉱物が決めている——群馬の石と火山、地球が今も石を作り続ける場所
草津温泉のお湯はpH2——レモン汁(pH2〜3)とほぼ同じ酸性だ。群馬県草津町・草津温泉は「日本三名泉」「日本三大薬湯」に数えられる日本随一の温泉地で、自然湧出量は毎分32,300 -
都道府県の石
東京駅を作った石は茨城から来た——稲田石と稲田、日本の近代建築を支えた花崗岩の産地
東京駅の白い外壁、日本橋の欄干、国会議事堂の石畳、最高裁判所の外装——全部、茨城県笠間市から来た石だ。「稲田石(いなだいし)」——採集歴20年の石好き次郎が、この花崗岩の歴史と産地を案内する。
