石好き次郎– Author –
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採集・体験
香春町・金辺川は鉱物の宝箱?九州の川を歩く
「採銅所(さいどうしょ)」という地名がある。銅を採った場所——そのままの意味だ。福岡県田川郡香春町。奈良の大仏の銅はここの香春岳から出た、と言い伝えられる。その麓を流れる金辺川には、黄鉄鉱や方解石が今も流れてくる。 -
採集・体験
中国・四国の海と川で宝探し。9県の石スポットを巡る
三種の神器の勾玉は、島根・玉造温泉の裏山、花仙山のめのうだと言い伝えられる。弥生の昔から勾玉になり、北海道から九州まで運ばれた。ここは拾う場所ではなく見に行く場所だ。もう一つの聖地、愛媛の関川では約200種類の鉱物が足元に転がる。こちらは拾える。 -
採集・体験
日本海側は石がおもしろい。北陸4県の海岸と川原へ
糸魚川の波打ち際で、灰色の礫の中に一個だけ緑がある。ずっしり重く、光にかざすと緑が透ける。翡翠か、と思う。同時に疑いも来る。この浜の緑は、たいてい別の石だ。本物なら、縄文人が5,000年前に同じ海岸で拾った石になる。 -
採集・体験
木津川の砂に水晶はある?京都・笠置の河原を歩く
京都・笠置の木津川は「水晶の産地」と言われてきたが、裏付ける資料は見つからなかった。河原で会いやすいのは、赤い粒の入ったガーネット片岩のほうだ。確かめたことと、確かめきれなかったことを分けて書いた。 -
採集・体験
奈良・竹田川に赤い宝石?ガーネットを探す川歩き
この川の河原の砂をすくって光に透かすと——赤い粒が見える。川底が赤く染まるエリアがある。赤い粒はガーネット(柘榴石・金剛砂)だ。かつて香芝市内の企業が紙やすりの研磨剤として採掘していた、実用の宝石だ——江戸時代からの採掘の歴史がある。 -
採集・体験
熊本・乙女河原で赤い粒を探す。ガーネットの川へ
熊本県甲佐町の乙女河原は、九州山地が削り出したガーネットが川底にたまる河原だ。白いトレイで砂を洗うと、底に暗い赤の粒が残る。赤い粒の親は、すぐ上流の片麻岩。バーベキューや川遊びと同じ河原で拾えて、利用には甲佐町への事前届出が要る。 -
採集・体験
北海道・歴舟川で砂金を探す。最後のゴールドラッシュ
この川には「日本最後の砂金河川」という称号がある。北海道大樹町を流れる歴舟川は、水質で何度も日本一に選ばれてきた清流だ。2026年はガイド付き体験が休止で、道具レンタルのみ。砂金も少ないと町が案内する。それでも行くなら、道具と場所とヒグマの話を先に。 -
採集・体験
玉川で赤めのうを拾う一日。久慈川の河原と袋田の滝
河原の砂利をかき分けると、赤みがかったオレンジ色の石が出てきた。光に透かすと——内部から炎が燃えるように赤く透ける。これが赤めのう(カーネリアン)だ。茨城県常陸大宮市を流れる久慈川と、その支流・玉川。 -
石の物語
スマホの中の「血の石」——コンゴのコルタンと紛争鉱物の現実
ルバヤ採掘地で大雨による大規模な地滑りが発生した。死者200人以上。犠牲者の約70人が子供だった。ルバヤ採掘地が産出するのは「コルタン(coltan)」——スマートフォン・電気自動車・ミサイル・GPS・医療機器に欠かせない「現代文明の石」だ。 -
採集・体験
こすると電気を帯びる石。トルマリンの不思議と日本の産地
18世紀初頭、ヨーロッパに奇妙な石が持ち込まれた。オランダの宝石商が1703年にスリランカから持ち帰ったその石は、温めたり布で擦ったりすると灰を引き寄せた。これが電気石(トルマリン)だ。
