石好き次郎– Author –
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都道府県の石
砂丘の砂はガーネットを含んでいる——鳥取砂丘の正体は中国山地の花崗岩
鳥取砂丘の砂は、中国山地の花崗岩が千代川と波と風に運ばれた石英の粒。黒い筋には磁鉄鉱やガーネットが集まる。風が天然のパンニングをした結果だ。砂丘は天然記念物で持ち帰れないので、ルーペで見て帰る。 -
都道府県の石
後白河上皇が34回歩いた熊野の石——古道の石畳、那智の滝、那智黒石
熊野古道・大門坂の石畳には、海底を生き物が這った跡の生痕化石が見られる。日本一の直瀑・那智の滝を作った石英斑岩、熊野信仰の原点ゴトビキ岩、那智と名がつくのに三重県熊野市産の那智黒石まで。 -
都道府県の石
地球46億年の歴史の一時代に「千葉」という名前がついた——チバニアンと房総の石の記録
「チバニアン」——地球の歴史の一時代が、千葉県の地名で名づけられた。2020年1月17日、国際地質科学連合(IUGS)が正式に承認した。77万4千年前から12万9千年前まで。決め手は、市原市・養老川沿いの崖に残る地磁気逆転の記録だった。 -
都道府県の石
江戸城の石に400年前の大名のサインが残っている——天下普請と刻印石、東京の地下の秘密
江戸城の石垣には、どの大名が運んだ石かを示す刻印が残る。伊豆の安山岩を船で運ばせた天下普請、家紋や記号の読み分け方、皇居東御苑で刻印を探すコツまで。地下には13万年前の古東京湾の地層も眠る。 -
都道府県の石
西洋の宝石が来た港と、鎌倉幕府を守った石——神奈川の石が語る開国と武家の歴史
1859年の横浜開港で、ダイヤやルビーを最上とする西洋の宝石観が日本に入ってきた。神奈川の石はほかにも顔が多い。今も硫黄ができる大涌谷、丹沢の緑色岩、三浦半島の貝化石、鎌倉幕府を守った切通しの柔らかい岩。 -
都道府県の石
御木本幸吉が変えた世界と、伊勢神宮の御白石——三重の真珠と石の文化
1893年、御木本幸吉は鳥羽の海でアコヤ貝から半円の真珠を取り出し、世界初の養殖真珠を生んだ。真珠がアラゴナイトの層で光る仕組み、貝殻の核を貝に入れる養殖の工程、伊勢神宮に白い石を運ぶお白石持ち行事まで。 -
都道府県の石
琵琶湖が400万年守った石——ゾウとワニの化石から田上山のトパーズまで、滋賀の石の物語
琵琶湖は約400万年前に生まれた古代湖で、湖底には400万年分の泥が積もる。周りの地層からはミエゾウとワニの化石。田上山では石工がトパーズを邪魔な石として捨てたという。湖岸で比良の花崗岩を拾いながら読む、滋賀の石の話。 -
都道府県の石
龍安寺の石庭は3種類の石でできている——京都の庭石と河原の石
龍安寺の石庭の15個の石は、チャート・丹波の山石・緑色片岩の3種類。緑色片岩は四国などから運ばれたとされる。鞍馬石や白川砂、亀岡の砥石まで京都の石を地質で読み、鴨川や保津川の河原で丹波帯の石を拾う。 -
都道府県の石
「御影石」は神戸の地名から生まれた——六甲の花崗岩と本御影石、兵庫の石の物語
「御影石」は神戸市東灘区の御影という地名から生まれた。六甲山の花崗岩を御影浜から船で積み出したのが始まりで、国立公園になって採掘が止まった今、本御影石は幻の石材だ。灘の宮水、武庫川の河原の礫まで兵庫の石をたどる。 -
都道府県の石
奈良の大仏を作った金は東北の砂金だった——749年の発見が変えた日本の歴史と石の力
奈良の大仏を金色にした金は、749年に陸奥国(いまの宮城県涌谷町)で見つかった日本初の砂金だった。水銀に金を溶かして塗る鍍金のしくみと、二上山のサヌカイトなど奈良の石がたどった来歴まで。
