石好き次郎– Author –
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都道府県の石
1,000年忘れられた縄文の宝石——糸魚川の翡翠と新潟の石の歴史
糸魚川の翡翠は、5,500年前から縄文人が加工し、北は礼文島から南は種子島まで運ばれた。奈良時代以降に忘れられ、1938年に小滝川で再発見。拾える海岸と拾えないヒスイ峡、似た石との見分け方まで。 -
都道府県の石
富山の薬売りと鉱物性生薬——先用後利と薬種流通から見る石と薬の歴史
「越中富山の薬売り」——全国の家庭に薬箱を置いて歩いた富山の行商人。その薬の原料の一部は「石(鉱物)」だった。朱砂、雄黄、硫黄。薬にもなり、毒にもなる石と、売薬の歴史をたどる。 -
都道府県の石
国内の金箔約99%は金沢で作られる——加賀百万石が育てた職人技
日本の金箔の約99%は金沢で作られる。金は2グラムで畳1畳ぶんまで延びる、いちばん延びる金属だ。幕府の箔打ち禁止を隠れ打ちでしのいだ加賀藩の歴史と、北陸の湿った気候が金箔に向く理由。 -
都道府県の石
1億2000万年前の恐竜の骨が今も掘り出される——福井・勝山と東尋坊の六角形の謎
日本の恐竜化石の約8割は福井県から出る。勝山の手取層群は、白亜紀前期の川と湖の地層だ。フクイラプトルなど「フクイ」の名を持つ恐竜、野外恐竜博物館の発掘体験、天然記念物で眺めるだけの東尋坊の柱状節理まで。 -
都道府県の石
山梨の水晶は、磨く手と一緒に残った——乙女鉱山・昇仙峡・日本式双晶、甲州の石の物語
甲府が宝石の首都になったのは、金峰山の水晶を磨く技から。天保年間に京都の玉屋弥助が金桜神社の神官に磨き方を伝えた話、世界の教科書に載る乙女鉱山の日本式双晶、信玄の金山まで。昇仙峡は特別名勝で拾えない。 -
都道府県の石
長野の石——和田峠の黒曜石とフォッサマグナ、縄文の交易路
長野・和田峠の黒曜石は、フォッサマグナの火山が約130万年前に生んだ天然ガラス。縄文の石器になり、成分分析で関東・中部の遺跡まで運ばれたと分かった。星糞峠は史跡で持ち帰り禁止。上田城を守ったのが石垣ではない話まで。 -
都道府県の石
「瀬戸物」の原料は石だった——花崗岩から白い器へ、愛知の焼き物と地質
瀬戸物の白さは、花崗岩の長石が風化してできたカオリンから来る。愛知・瀬戸層群の白い粘土と陶石、鉄分の多い常滑の赤い土、岡崎の花崗岩。陶器と磁器の違いから、石が器になるまでをたどる。 -
都道府県の石
信長が「天下布武」を掲げた城の石垣——岐阜城と飛騨の変成岩、石が語る戦国の野望
岐阜県北部の地下には、日本列島でも指折りの古い岩石が眠る。飛騨変成岩(飛騨片麻岩)は3億〜4億5千万年前に形成されたとされ、七宗町では約20億年前の片麻岩礫も見つかった。信長の岐阜城の石垣から神岡鉱山まで、岐阜の石の歴史。 -
都道府県の石
朝鮮人陶工が見つけた石がヨーロッパの磁器を変えた——李参平と有田焼、佐賀の陶石の奇跡
有田焼の白さは、土ではなく石から来る。1616年、朝鮮人陶工の李参平が泉山で陶石を見つけ、日本の磁器が始まった。伊万里の名でヨーロッパへ渡りマイセンにも影響した陶石の正体と、400年掘られた泉山磁石場の今。 -
都道府県の石
琵琶湖が400万年守った石——ゾウとワニの化石から田上山のトパーズまで、滋賀の石の物語
琵琶湖は約400万年前に生まれた古代湖で、湖底には400万年分の泥が積もる。周りの地層からはミエゾウとワニの化石。田上山では石工がトパーズを邪魔な石として捨てたという。湖岸で比良の花崗岩を拾いながら読む、滋賀の石の話。
