石好き次郎– Author –
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石の値段
宝石は投資になるか——価格を左右する要因、売却の難しさ、正直な答え
宝石は資産になるか。値札を付ける仕事を長くやってきたので、正直に書く。なる石もあるにはあるが、見てきた石の大半はならない側だった。値段がどう決まり、なぜ売りにくいのか。その仕組みだけを置いておく。 -
石の物語
ホープダイヤモンドに呪いはなかった——カルティエが作った45.52カラットの「物語」
ホープダイヤモンドの呪いは、新聞の不運話をカルティエが売り込みのために束ねた物語だった。タヴェルニエは野犬に殺されていない。45.52カラットの青はホウ素の色で、紫外線を当てると赤く光る。350年の旅と郵送料2ドル44セントの寄贈まで。 -
日本の石
縄文人は翡翠を持っていた——5000年前の日本人が作った世界最古の翡翠文化
糸魚川の翡翠は約7000年前から縄文人に削られ、勾玉や大珠になって北海道から九州まで運ばれた。奈良時代に一度忘れられ、昭和13年に再発見。硬玉と軟玉の違い、ヒスイ海岸での探し方まで。 -
石ニュース
2020年に世界のピンクダイヤ90%が消えた——アーガイル鉱山閉山の衝撃
2020年11月3日、西オーストラリアのアーガイル鉱山が37年の採掘を終えた。世界のピンクダイヤの約9割を出していた鉱山だ。もう増えない石の値段と、ピンクの色の正体をたどる。 -
石の値段
「無加熱」の証明書1枚で価格が10倍になる——天然・無処理石プレミアムの現代
産地証明書は同じ「ミャンマー・モゴク」。GIA証明書の偽造問題はこちら 。違いはただ一つ——「無加熱(no heat treatment)」の証明書があるかないか。「処理とは何か」 -
石の物語
英国王冠の「ルビー」はスピネルだった——何百年も誤解された宝石の名誉回復
ブラック・プリンス・ルビー(170カラット)は、実はルビーではなくスピネルだった。硬度8・加熱処理不要のスピネルは、無処理証明が重視される市場で見直されている——歴史上最も誤解された宝石の話。 -
日本の石
400kmの坑道——佐渡金山265年の全記録
佐渡金山は1601年に幕府の直轄となり、265年にわたって江戸の財政を支えた。坑道の総延長は約400km、2024年に世界遺産に登録。手掘りの坑道と金鉱石の地質、坑内で働いた人々、見学コースまでをたどる。 -
日本の石
糸魚川とラピスラズリ——日本初の産出確認と、青金石をめぐる歴史
2026年2月、糸魚川で日本初のラピスラズリの産出が確認された。翡翠と同じ蛇紋岩メランジュから出たとみられる、世界でも例のない産状。見つかったのは、亡くなった愛好家2人が集めた石の中だった。 -
世界の石
蓮の花の色をした石——希少サファイア「パパラチャ」の色と価格
2018年、ユージェニー王女の婚約指輪で一気に名前が広まったパパラチャ。ピンクとオレンジのあいだの色には世界共通の定義がなく、同じ石が鑑別機関で名前を変える。色・価格・処理・産地の見方をまとめた。 -
石の値段
「GIA証明書」は偽造できる——権威ある鑑定書が偽物市場で流通している
GIAの鑑定書は偽造される。厄介なのは、実在する別の石のレポート番号を合成ダイヤに刻む手口で、番号照合だけでは見抜けない。公式サイトの照合に加え、ガードルの刻印と内包物の図で、紙とその石が同じかを確かめる。
