石好き次郎– Author –
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日本の石
2020年7月2日午前2時32分、千葉県に宇宙から石が落ちてきた
2020年7月2日午前2時32分。千葉県習志野市のマンションの2階に住んでいた人が、「ガーン」という衝撃音で目を覚ました。 朝になって玄関のドアを開けると——廊下に黒い石が落ちていた。廊下の手すりに衝突した傷がついていた。4日後に管理人と中庭を探すと2... -
石の物語
死後も翡翠に埋もれた——西太后の「1億個の翡翠」と盗掘された清朝の墓
1928年7月上旬、中国・河北省遵化——資料により日付は前後する(多くの中国語史料は6月8日または7月12日と記録)。 軍閥・孫殿英(そんでんえい)が「軍事演習」という名目で2万人の兵を東陵(清朝皇帝の陵墓群)周辺に配置した。実際の目的:慈禧太后(じ... -
日本の石
8,500万年前の虫が手の中に入る——日本で琥珀が拾える場所
1993年の映画「ジュラシック・パーク」で、琥珀の中の蚊から恐竜のDNAを取り出して恐竜を復活させる——その設定が世界中の人の心を掴んだのは、「虫入り琥珀」という存在がリアルに実在するからだ。 樹脂に閉じ込められた蚊の化石。触角まで完全に残った8,5... -
石の値段
拾った石を「本物」にする——鑑別書の取り方と費用完全ガイド
散歩中に拾った石の「正体」を知りたい——そう思ったことはないだろうか。 2019年、新潟県糸魚川市の海岸。主婦が散歩中に拾った緑色の石。査定額は280万円だった——しかしこの話には続きがある。 鑑別書とは何か——鑑定書との違い 石の世界には「鑑別書」と... -
日本の石
1億2,000万年前の海底が今の山の中にある——日本で化石が拾える場所
ハンマーを振り下ろした。 岩がパキッと割れた。その断面に——コイル状に巻いた石の模様が現れた。アンモナイトだ。8,900万年前の生き物が、今この瞬間、自分の手によって8,900万年ぶりに地表に出てきた。 「化石はたくさん出てきます。何も掘れないってこ... -
日本の石
世界で2か所しかない——日本で翡翠が拾える場所
主婦が散歩中に緑色の石を拾った。綺麗だと思っただけだった。後日、知人に勧められて鑑定に出した。結果——翡翠・氷種・グリーン。査定額は280万円だった。 翡翠(ジェダイト)の産地は世界に2か所しかない。ミャンマーと、日本・糸魚川だ。宝石市場の翡翠... -
石の値段
同じ翡翠なのに「1,000円」と「1億円」が存在する理由
「ラベンダージェイド」と呼ばれる薄紫色の翡翠のネックレスが競売に出た。1粒約1.5cmの翡翠を連ねた27粒のネックレスだ。落札額は約1億5,000万円だった。 同じ月、東京の100円ショップに翡翠製品が並んでいた。「天然翡翠」と書いてある。値段は1,000円だ... -
石の謎
「9,900万年前の昆虫が石の中で生きている」——白亜紀の琥珀が明かす恐竜時代の真実
琥珀の中に閉じ込められた蚊——その血液からDNAを取り出して恐竜を復活させるという物語だ。 映画は空想だが、前提の「琥珀に閉じ込められた生物」は事実だ——現実の琥珀は、**白亜紀の世界をタイムカプセルに閉じ込めた**タイムカプセルだ。 「琥珀とは何か... -
石の謎
「ガーネット」は赤い石ではない——全宝石中最高の虹を持つ「青いガーネット」の存在
「ガーネット(garnet)」と聞くと、ほとんどの人が「暗い赤い石」を思い浮かべる。 ガーネットは**鉱物グループ**の名前だ——化学組成が近い鉱物が6〜10種以上含まれる。その色は赤・オレンジ・黄・緑・紫・青・黒・無色まで——ほぼ全ての色が存在する。 ガ... -
石の値段
「パワーストーン」を買う前に知っておくべきこと——石研究家が正直に話す
パワーストーンという言葉に、石研究家として複雑な気持ちを持っている。 天然石は美しい。水晶・アメジスト・ローズクォーツ——どれも地球が何億年もかけて作った本物の鉱物だ。その美しさに惹かれて石を手に取ることは、石好きとして全力で支持する。 ま...
