石好き次郎– Author –
-
採集・体験
日本の海岸で拾える7つの宝石——ガーネット・翡翠・瑪瑙・黒曜石・琥珀・水晶・電気石の産地地図
海岸で石を拾う。それだけで宝石に出会える国が日本だ。 静岡県・河津町の菖蒲沢海岸では、地元のタクシー運転手が「石拾いに来るお客さんがいますよ」と当然のように話す。ここはめのうと石英の宝庫だ。茨城・磯崎海岸には関東でほぼ唯一の「黒めのう」が... -
採集・体験
2000万年前の木が岩手の海岸に流れ着く——久慈の琥珀と日本産琥珀の全産地ガイド
「久慈に行けば琥珀がゴロゴロ落ちている」——そう思って海岸に来た人が、地元の人から現実を教えられる。 「プロの採取業者でも削岩機を使って掘っても、なかなか難しくなっているんですよ」。 それでも諦めない理由がある。この海岸の崖の中には、間違い... -
採集・体験
ガーネットは日本で拾える——福島・茨城・長野、赤い宝石の国内産地完全ガイド
宝石店に並ぶ赤いガーネットはインド・ブラジルから来ている。しかし日本でも採れる。福島・茨城・長野・大阪・熊本——産地が多様で、採集難易度も幅がある。 ガーネットは「赤い石」と思われているが、実は緑・橙・黄・黒・無色まで14種類ある鉱物グループ... -
採集・体験
砂浜の黒い砂を磁石で引き寄せると——日本全国「砂鉄採集」の科学と体験ガイド
砂浜に磁石を近づけると、黒い砂が吸い寄せられる。 これが砂鉄(さてつ)だ。鎌倉市・稲村ヶ崎の砂浜は黒く見える——正確には白い砂に黒い粒が混じっているのだが、その密度が高すぎて黒く見える。ここは鎌倉時代から江戸時代まで砂鉄が採られていた記録が... -
都道府県の石
地球46億年の歴史の一時代に「千葉」という名前がついた——チバニアンと房総の石の記録
「チバニアン(Chibanian)」——地球の歴史の一時代が千葉県の地名で命名された。 2020年1月15日、国際地質科学連合(IUGS)が正式に承認した。77万4千年前から12万9千年前までの地質時代が「千葉時代」を意味するラテン語「チバニアン」と命名された——日本... -
都道府県の石
江戸城の石に400年前の大名のサインが残っている——天下普請と刻印石、東京の地下の秘密
山手線の内側の地下を掘ると、古い海の堆積物が出てくる——東京は古代の海の底だった。 東京都心部の地下には「東京層」と呼ばれる地層がある。約14.7万〜13.2万年前、地球の温暖期(下末吉海進)に海水面が上昇し、現在の関東平野が広がる地域に「古東京湾... -
都道府県の石
住友財閥の原点は愛媛の山の中にある——別子銅山283年と松山城の石垣、石が生んだ近代日本
皇居前広場の楠木正成像は、別子銅山(愛媛県新居浜市)の銅でできている。 1691年(元禄4年)から1973年まで283年間——一貫して住友家が経営し続けた別子銅山は、総産銅量65万トン・坑道総延長700km・最深部は海面下1,000mに達した日本有数の大銅山だ。そ... -
都道府県の石
黒潮が育てた珊瑚が今消えようとしている——土佐の血赤珊瑚と山内一豊の石垣、高知の石の危機
イタリアの宝石業者は土佐沖の血赤珊瑚を「TOSA(トサ)」と呼ぶ——産地の名がそのまま宝石の呼び名になった。 高知県・土佐沖は世界最高品質の血赤珊瑚(アカサンゴ)の産地だ。同じ血赤珊瑚でも土佐産は「ガラス質で光を透す」独特の品質を持ち、イタリア... -
都道府県の石
2000年前、中国皇帝から金印が届いた——漢委奴国王印と元寇の石の長城、福岡の石が語る歴史
1784年(天明4年)2月23日——福岡市東区志賀島の農民・甚兵衛が、田んぼの水路を修理していたとき、大きな石の下にもう3つの石が箱型に並んでいる場所を見つけた。石を取り除くと、中に金色に輝く小さな印が入っていた。 「漢委奴国王(かんのわのなのこく... -
都道府県の石
鎖国中も宝石だけは出島から届いていた——出島の宝石貿易と軍艦島の石炭、長崎の石の物語
出島の貿易は「石の輸出と石の輸入」だった。江戸時代、長崎・出島を通じて日本からヨーロッパへ輸出された主な品物は銀・金・銅——全て地下の鉱石から生まれた金属だ。逆に出島から日本へ輸入されてきた目玉商品のひとつが「ビードロ」と「ギヤマン」——ど...
