石好き次郎– Author –
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採集・体験
日本で蛍石(フローライト)が採れる場所——紫外線に光る石の産地と採集ガイド
岐阜県の廃坑に入り、ヘッドライトを消した。 完全な闇の中で、ガイドがブラックライトを壁に向けた。 岩肌が——青く光った。 壁の一面に散らばった青い光の点。まるで天の川の中に立っているようだった。これが蛍石(フローライト)だ。紫外線を当てると青... -
採集・体験
日本でトルマリン(電気石)が採れる場所——摩擦で電気を帯びる石の産地ガイド
18世紀初頭、ヨーロッパに奇妙な石が持ち込まれた。 オランダの宝石商が1703年にスリランカから持ち帰ったその石は、温めたり布で擦ったりすると、パイプの灰を引き寄せた。磁石でも電気でもない、当時の科学では説明できない力——宝石商たちはこの石を「ア... -
日本の石
同じ日本の石なのに「1円」と「100万円」が存在する理由
川磨れの水晶を2個拾った。ほぼ同じサイズ、ほぼ同じ透明度に見えた。家に持ち帰って調べると——一個は「川磨れ・頭なし」で市場価値ほぼゼロ。もう一個は「頭付き完品・5cm・ルチル入り」で、メルカリで18,000円で売れた。 同じ川、同じ日、同じ産地。それ... -
採集・体験
九州で石を拾える場所——福岡・熊本・大分・鹿児島 完全ガイド
大分県東国東郡姫島村。周防灘に浮かぶ小さな離島の断崖に、高さ40m・幅120mにわたって黒曜石の層が露出している。 縄文人がこの断崖を見つけたとき、どれほど驚いたか。黒く光るガラス質の石が崖一面に現れている——彼らはすぐに理解した。この石は矢じり... -
石の物語
「本物」の定義が変わった日——ラボグロウン vs 天然宝石、業界を揺るがす20年戦争
**合成ダイヤモンドの価格下落ガイド。合成エメラルドは化学的・光学的・物理的に天然エメラルドと全く同じ物質だ。**「Made in Earth」か「Made in Lab」かの違いだけがある。そして現代の最高水準の機器を使っても、判別が「難しい」から「不可能に近い... -
日本の石
縄文人が3万年前から使っていた「黒いガラス」——日本で黒曜石が拾える場所
眼下に広がる崖の断面が黒く輝いていた。ガラスのように鋭い破断面、手に持つと重い——この石は矢じりになる。3万年前の石器時代、この石が北海道全土・本州北部まで運ばれた。 黒曜石(オブシディアン)は火山が作るガラス質の岩石だ。マグマが急速冷却さ... -
採集・体験
竹田川(奈良・香芝)でガーネットが採れる——大阪近郊・関西の穴場採集スポット完全ガイド
この川の河原の砂をすくって光に透かすと——赤い粒が見える。川底が赤く染まっているエリアがある。 赤い粒はガーネット(柘榴石・金剛砂)だ。かつて香芝市内の企業が紙やすりの研磨剤として採掘していた、実用の宝石だ——江戸時代からの採掘の歴史がある。... -
採集・体験
歴舟川で砂金が採れる——北海道・大樹町「日本最後の砂金河川」完全ガイド
この川には「日本最後の砂金河川」という称号がある。 北海道大樹町を流れる歴舟川(れきふねがわ)——全長64.7km、日高山脈・コイカクシュサツナイ岳を水源とし、大樹町だけを流れて太平洋に注ぐ清流だ。環境庁の水質測定で日本一に選ばれること11回。地元... -
採集・体験
日本でアメジスト(紫水晶)が採れる場所——北海道・静岡・山梨、紫の結晶を探すガイド
2018年秋、地元の鉱物愛好家が廃石の隙間から石英の塊を引き抜いた。割ってみると——内部が紫色の六角柱結晶で埋め尽くされていた。アメジスト(紫水晶)の晶洞(ジオード)だ。 アメジストは水晶と同じ成分(SiO₂)で、鉄(Fe³⁺)イオンが結晶格子に入り込... -
石の物語
あなたのスマホには「血の石」が入っている——コンゴ「コルタン」と2,000万人の紛争
ルバヤ採掘地で大雨による大規模な地滑りが発生した。詳細ガイド。死者200人以上。**犠牲者の約70人が子供だった。** ルバヤ採掘地が産出するのは「コルタン(coltan)」——スマートフォン・電気自動車・ミサイル・GPS・医療機器に欠かせない「現代文明の石...
