石好き次郎– Author –
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採集・体験
猪名川でガーネットが採れる——大阪から30分、川西市の河原でガーネットを探すガイド
大阪梅田から電車で30分。兵庫県川西市を流れる猪名川の河原に立つ。 足元の砂をよく見ると——砂の中に、赤黒い小粒が混じっている。つまんで光に透かすと、深い赤色が透ける。ガーネット(柘榴石)だ。 「大阪のベッドタウンに宝石が落ちている」——石好き... -
採集・体験
久慈川でめのうが拾える——茨城・常陸大宮の河原、メノウ採集完全ガイド
河原の砂利をかき分けると、赤みがかったオレンジ色の石が出てきた。光に透かすと——内部から炎が燃えるように赤く透ける。 これが赤めのう(カーネリアン)だ。茨城県常陸大宮市を流れる久慈川と、その支流・玉川。この流域は関東圏で最もめのうが採れる川... -
採集・体験
九州で石を拾える場所——福岡・熊本・大分・鹿児島 完全ガイド
大分県東国東郡姫島村。周防灘に浮かぶ小さな離島の断崖に、高さ40m・幅120mにわたって黒曜石の層が露出している。 縄文人がこの断崖を見つけたとき、どれほど驚いたか。黒く光るガラス質の石が崖一面に現れている——彼らはすぐに理解した。この石は矢じり... -
日本の石
縄文人が3万年前から使っていた「黒いガラス」——日本で黒曜石が拾える場所
眼下に広がる崖の断面が黒く輝いていた。ガラスのように鋭い破断面、手に持つと重い——この石は矢じりになる。3万年前の石器時代、この石が北海道全土・本州北部まで運ばれた。 黒曜石(オブシディアン)は火山が作るガラス質の岩石だ。マグマが急速冷却さ... -
石の物語
スターリンが競売にかけたロマノフ王朝の宝石——ソビエトはなぜ帝室の石を売ったのか
ボルシェビキが8個の封印された木箱を開封した。独裁者の宝石ホープダイヤモンドの呪いの真実。 1914年に第一次世界大戦開始とともに梱包されたロマノフ家の王冠宝石が、8年ぶりに日の光を見た。 「農耕機・機関車・トラクターに換える」——ソビエトの論理 ... -
採集・体験
歴舟川で砂金が採れる——北海道・大樹町「日本最後の砂金河川」完全ガイド
この川には「日本最後の砂金河川」という称号がある。 北海道大樹町を流れる歴舟川(れきふねがわ)——全長64.7km、日高山脈・コイカクシュサツナイ岳を水源とし、大樹町だけを流れて太平洋に注ぐ清流だ。環境庁の水質測定で日本一に選ばれること11回。地元... -
石の物語
あなたのスマホには「血の石」が入っている——コンゴ「コルタン」と2,000万人の紛争
ルバヤ採掘地で大雨による大規模な地滑りが発生した。詳細ガイド。死者200人以上。**犠牲者の約70人が子供だった。** ルバヤ採掘地が産出するのは「コルタン(coltan)」——スマートフォン・電気自動車・ミサイル・GPS・医療機器に欠かせない「現代文明の石... -
採集・体験
日本でアメジスト(紫水晶)が採れる場所——北海道・静岡・山梨、紫の結晶を探すガイド
2018年秋、地元の鉱物愛好家が廃石の隙間から石英の塊を引き抜いた。割ってみると——内部が紫色の六角柱結晶で埋め尽くされていた。アメジスト(紫水晶)の晶洞(ジオード)だ。 アメジストは水晶と同じ成分(SiO₂)で、鉄(Fe³⁺)イオンが結晶格子に入り込... -
採集・体験
日本で蛍石(フローライト)が採れる場所——紫外線に光る石の産地と採集ガイド
岐阜県の廃坑に入り、ヘッドライトを消した。 完全な闇の中で、ガイドがブラックライトを壁に向けた。 岩肌が——青く光った。 壁の一面に散らばった青い光の点。まるで天の川の中に立っているようだった。これが蛍石(フローライト)だ。紫外線を当てると青... -
採集・体験
日本でトパーズが見つかる場所——岩手・滋賀・山梨、国産原石の採集ガイド
1952年、岩手県遠野市土淵の採掘現場で、地元の農夫が花崗岩の隙間から無色透明の結晶を掘り出した。 長さ約3cm、幅1.5cm——横に光を当てると、虹色の光が内部で踊った。持ち込んだ盛岡の鉱物商が鑑定すると、**日本産トパーズ(黄玉)の標本**だと判明した...
