石好き次郎– Author –
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採集・体験
津志田河川自然公園(乙女河原)でガーネットが拾える——熊本・緑川の採集完全ガイド
バーベキューの煙が漂う河原に、石好きが一人でしゃがんでいた。 白いトレイに川の砂を一握り入れ、水で洗い流す。砂が消えた後に残ったのは——赤い粒だった。 ガーネット(柘榴石)だ。熊本県・甲佐町の乙女河原は、九州山地が削り出した本物の宝石が川底... -
採集・体験
久慈川でめのうが拾える——茨城・常陸大宮の河原、メノウ採集完全ガイド
河原の砂利をかき分けると、赤みがかったオレンジ色の石が出てきた。光に透かすと——内部から炎が燃えるように赤く透ける。 これが赤めのう(カーネリアン)だ。茨城県常陸大宮市を流れる久慈川と、その支流・玉川。この流域は関東圏で最もめのうが採れる川... -
石の物語
あなたのスマホには「血の石」が入っている——コンゴ「コルタン」と2,000万人の紛争
ルバヤ採掘地で大雨による大規模な地滑りが発生した。詳細ガイド。死者200人以上。**犠牲者の約70人が子供だった。** ルバヤ採掘地が産出するのは「コルタン(coltan)」——スマートフォン・電気自動車・ミサイル・GPS・医療機器に欠かせない「現代文明の石... -
採集・体験
日本でトルマリン(電気石)が採れる場所——摩擦で電気を帯びる石の産地ガイド
18世紀初頭、ヨーロッパに奇妙な石が持ち込まれた。 オランダの宝石商が1703年にスリランカから持ち帰ったその石は、温めたり布で擦ったりすると、パイプの灰を引き寄せた。磁石でも電気でもない、当時の科学では説明できない力——宝石商たちはこの石を「ア... -
日本の石
糸魚川とラピスラズリ——アフガニスタンの石が縄文時代の日本に来た証拠
2026年2月27日、国立科学博物館がとんでもない発表をした。 新潟県糸魚川市の姫川支流で採取された青い石が、**ラピスラズリ**であることが確認された——日本国内での産出確認は、これが初めてだ。 ラピスラズリとは 深い青色の宝石として7000年以上の歴史... -
石の物語
「青の歴史」——ラピスラズリが5000年間文明の「青」を支配し、フェルメールの絵を作った
「ウルトラマリン(Ultramarine)」——超海の青。糸魚川で日本初のラピスラズリが発見された経緯はこちら。 中世ヨーロッパの画家たちが最も高価な顔料を指す言葉だ。 この青の正体:ラピスラズリ(Lapis Lazuli)を粉砕した粉末——宝石を画材に使っていた時... -
石ニュース
2020年に世界のピンクダイヤ90%が消えた——アーガイル鉱山閉山の衝撃
2020年11月3日、西オーストラリア州キンバリー地方の荒野で、一つの時代が終わった。 リオ・ティント社のアーガイルダイヤモンド鉱山が、37年間の採掘を終えて閉山した。「世界のピンクダイヤモンドの90〜95%を産出していた唯一の場所」が、その日を最後に... -
日本の石
縄文人は翡翠を持っていた——7000年前の日本人が作った世界最古の翡翠文化
その時代、日本列島の縄文人はすでに翡翠(ヒスイ)を加工し、装身具として身につけていた——世界で最も古い翡翠文化の一つだ。 翡翠(ジェダイト)は、地球の深部でプレートが沈み込む際の超高圧・低温環境でしか生成されない特殊な鉱物だ。 翡翠とは何か—... -
石の値段
合成ダイヤモンドが天然の5分の1の価格になった——価格崩壊の現実と天然石の未来
2020年1月:1カラット品質の**ラボグロウン(合成)ダイヤモンドの平均価格は3,410ドル**だった。 2024年12月:同じ品質のラボグロウン・ダイヤモンドは**892ドル**。 市場シェア——婚約指輪のセンター石52%がラボグロウン 日本市場での普及は欧米より遅れ... -
石の謎
ダイヤモンドの4C完全ガイド——カラット・カラー・クラリティ・カットの全て
「ダイヤモンドを買う前に4Cを調べましょう」——このアドバイスはほぼ全員に向けられる。しかし「4Cとは何か」を本当に理解している人は驚くほど少ない。4Cは単なる購入チェックリストではなく、ダイヤモンドの価値がどう決まるかの物理学・歴史・市場の論...
