島牧村・江の島海岸でメノウが拾える——北海道後志の穴場採集スポット完全ガイド

メノウの採集地と産地——フィールドの写真

北海道後志(しりべし)総合振興局・島牧村(しままきむら)。人口約1,200人の小さな漁村だ。

この村の海岸「江ノ島海岸」は「日本の渚100選」に選ばれた美しい砂利浜だ。ここの「砂利」は砂利というには大きく玉石と言った大きさの石が広がっている。波打ち際を歩くと白・オレンジ・赤の半透明の石が混じっている——めのうとジャスパーだ。石好きの間では「北海道でめのうが拾える穴場海岸」として口コミで広がってきた場所だ。

そして島牧はめのうだけではない。「賀老の滝」(日本の滝百選)・「賀老高原ブナ原生林」(10,700ha・日本最大級)・「茂津多岬灯台」(海抜290m・日本一の高さ)・「モッタ海岸温泉」(玉川温泉に匹敵するラジウム温泉)——自然の宝が集まる小さな村だ。「石を拾いながら日本の絶景を巡る」という旅が、この村だけで完成する。

石好き次郎
島牧の漁師のおじさんに「何拾ってるの?」と聞かれて「めのうです」と答えたら、「ああ、きれいな石あるよな」と言われた。地元の人は何十年も同じ海岸を歩いて当たり前のように知っていた。観光地ではない村の海岸で誰も注目しない石を拾う——その「発見感」が島牧の一番の魅力だ。
目次

なぜ島牧の海岸にめのうがあるのか

島牧村周辺の海岸は、後志地方の火山性地質帯に位置している。新第三紀(約2,300万〜260万年前)の火山活動で形成された安山岩・流紋岩の地層に、めのう・玉髄・ジャスパーを含む珪質岩が挟まれている。この地層が日本海の荒波に削られ続け、めのうの破片が海岸に打ち上がる。

同じ後志地方の古平町・泊村「鉱石海岸」も同様の地質で、北海道の海岸めのう産地として並んで知られているが、島牧の江ノ島海岸は「知られざる穴場」という点で際立っている。採集圧が低く、手つかずの石が残っている可能性が高い。

アクセスと基本情報

車:札幌市中心部から道央自動車道・黒松内ICで降りて国道229号(追分ソーランライン)を北へ約30分(合計約2時間30分〜3時間)。小樽ICからは約2時間。国道229号沿いに駐車場とトイレがあり車でのアクセスは良好だ。公共交通:最寄り鉄道駅はJR函館本線・黒松内駅。バスはニセコバスで寿都ターミナル経由の便がある(本数が極めて少ない)。実質的に車が必須だ。生活用品:泊川を渡ってすぐの島牧村役場付近にセイコーマート(6時〜23時)。村内にコンビニは1店舗のみのため事前に準備を推奨する。

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石好き次郎

宝石の科学・歴史・市場を世界中の言語で調べてお届け

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