都道府県の石– category –
47都道府県・日本全国の石を巡る旅
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都道府県の石
石垣で徳川軍を2度退けた城がある——真田氏と上田城、長野の石が動かした歴史
「フォッサマグナ」——ラテン語で「大きな溝」。日本列島を東北日本と西南日本に二分する深さ6,000m以上の地溝帯が、長野県を縦断している。 明治時代に来日したドイツの地質学者ハインリヒ・エドムント・ナウマン博士が発見・命名したこの大構造は、日本の... -
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平家の落人が変成岩の断崖に隠れた——祖谷渓と阿波の青石、石が守った敗者の歴史
徳島には「二つの青」がある——藍(あい)と、青石(あおいし)だ。 「阿波青石(あわあおいし)」——学術名・緑泥片岩(りょくでいへんがん)・または緑色片岩。徳島城のある城山・眉山・吉野川中流域まで全県に産出し、「山全体が青石でできている」と言わ... -
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伊達政宗の石垣が2011年に崩れた——仙台城と金華山、1000年分の石の記録
日本で最初に産出が記録された国内の金は、宮城から来た。749年(天平21年)、陸奥国小田郡(現在の宮城県涌谷町付近)で金が発見され、陸奥守・百済王敬福が聖武天皇に献上した。「国内に金はない」と思っていた聖武天皇が「神仏の加護だ」と大喜びした——... -
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秋田の石は江戸幕府を支えた——院内銀山・阿仁銅山、東北最大の鉱山王国の記録
世界の地質学の教科書に「Kuroko(クロコ)」という日本語が掲載された——秋田の石が命名した鉱床タイプだ。秋田県小坂町の小坂鉱山から産出する「黒鉱(くろこう)」は、亜鉛・鉛・銅・銀が複合した黒い鉱石で、その独特の成因から「黒鉱型鉱床(Kuroko ty... -
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8000年前から石を知っていた民族がいた——アイヌと黒曜石、北海道が隠していた地球の宝
752万点・11.8トン——これは北海道遠軽町・白滝遺跡群から出土した石器の数と重さだ。 2023年3月、文化庁はこの石器群を国宝に指定した。「一つの石材産地から出た石器の国宝」として世界でも稀有な事例だ。石の名前は黒曜石——火山が作った天然ガラスで、約... -
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6000年前、青森に翡翠が届いていた——三内丸山遺跡が明かす縄文の宝石交易ネットワーク
三内丸山遺跡の土の中から、1,000km以上離れた長野の石が出てきた。 青森市・三内丸山遺跡は約5,900〜4,200年前(縄文時代前期〜中期)の大規模集落跡で、2021年に「北海道・北東北の縄文遺跡群」として世界文化遺産に登録された。発掘調査で出土した石器... -
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恐竜が生きていた時代の虫が今も石の中にいる——岩手・久慈琥珀8500万年の秘密
岩手県久慈市には、世界で最も古い「宝飾品として加工できる琥珀」の産地がある。9,000万年前——恐竜が地球を支配していた白亜紀後期、この地に繁茂していた古代の樹木が分泌した樹脂が地層に閉じ込められ、琥珀となった。バルト海の名産地より倍以上古く、...
